京都マラソン2020

今回は2回目のフルマラソン。前回はちょうど一年前の京都マラソン。去年は走りきることに精一杯だった一方で、今年も足のコンディション的に完走することを目標に掲げて臨んだ。その中で色々と思うことがあったので、しっかり振り返っていこうと思う。

<レース前>

左膝の外側と裏側に痛みがあった。外側の痛みは臀筋と大腿四頭筋が張って、腸脛靭帯が引っ張られることによるもの。裏側の痛みはハムが張ることで生じていたぽい。これらはフォームを改善しない限りは根本的には解決しなそう。大会までそんな時間はなかったので、とりあえず少しでも痛みを抑えて大会に臨めるように対処療法的な策を取るしかなかった。①厚底シューズを買う、②インソールを買う、③テーピング、④十分なストレッチ、⑤練習の距離、強度共に落とす、の5つ。どれもかなり有効だったと思う。11月の淀川ハーフや1月の40キロ走の後は歩くのも激痛が伴い、京都マラソンは本当に走れないのではないかと思っていた。ろくに練習できていないのに、練習量を更に絞るのは逆効果ではないかとかなり焦っていた。結果的に、レース中もレース後もかなり痛みはあったが、今までのロング走に比べてかなりマシだった。自分の今までの練習や身体のケアの仕方について見つめ直す時間も取れたし、準備期間の中で最低限のことをやりきれたと思う。強いていうならば1月のいきなりロング走はダメだったと思う。何よりへたったシューズで長距離走するのはほんまにあかんのやなと身を染みて痛感した。

<レース中>

 プランは2つ考えていた。まず最初の10キロは軽くアップペースで走るのは2つに共通。その10キロで痛みが出たら完走目安にキロ6に抑えてLSD。これが1つ目のプラン。もう1つのプランは最初の10キロで痛みが出なかったらPBが狙えるペースで行けるところまで行く、ただし無理はしすぎないというもの。号砲がなるまでは前者を採るつもりだったが、走ってみたところ後者のプランに変更することになった。

 Cブロックだとかなりスタートしやすかった。去年は7000人近く抜かしたわけで、それに比べると序盤のストレスは皆無だった。とにかく最初の10キロは抑えて、足の様子を見る。キロ5分30を目安に身体をあっためる。この段階で辰巳に抜かされてたみたい。全然気づかんかったなあ。声援送りたかったな。んで10キロ走ってみて思ったことはあれ?久々にキロ6切ってるのに意外といけそうやな。っていうのとポンチョ暑いな、雨止んできたしそろそろ捨てよっかな。てのと。

 11-25キロはそこそこ頑張った。20キロくらいでくまちゃんにウィダーもらった。あざす。キロ5分〜5分15秒くらい。走り続けられるくらいのきついペース。かなり順調だったがここで尿意。作戦としては30キロまでこのペースを保って、31-35キロは一番しんどいのでとにかく我慢、35-フィニッシュまでは気合いで押し切るって考えだったので、30キロまでトイレは我慢するべきだったな。。いいペースできてるし一回止まってストレッチするのもありだな、そう思ってトイレに立ち寄ったのが今回の1番の誤算。急に立ち止まったので立ちくらみがしたのと、一気に膝の痛みが増したのとでちょっと動けなかった。トイレ行く前は標識見てちょっとペース落としておかないとしんどいな。どれだけストレッチしても膝の痛みはひかず。完全にやらかした、止まるべきじゃなかったなと思いながら再スタート。走っていればまた気にならなくなるかなと思っていたがそんなことはなかった。とりあえず30キロまではいいペースを刻もうと意識するも、すでにここからずるずるペースは落ちていった。

 30キロ以降、鴨川の走りにくいことの何の。去年みたいにガンガン抜かす元気もなかったし、路面状況的にも攻めることはできず。鴨川を抜けてアスファルトに戻ったところで痛みがピーク。一気にキロ6までペースが落ちて、ここからPBは無理だと諦めムード。無理しすぎてもどうせサブ3.5ちゃうしなと思って歩いて走っての繰り返しに変更。京都マラソン2020、終了。一回歩くと体が冷えてばり寒い。モチベもなくなったので止まっては走ってを繰り返していたら、ボランティアの人に大丈夫ですかー棄権しますかーって言われたからこれは敵わんと思い40キロ地点くらいからトコトコ走ってゴール。ラスト10キロは感動とかではなく痛みで涙が出そうだった笑。レース中盤以降にハンガー気味だったのは反省。トイレも行くタイミングは大事やな。10キロ走って行くのが1番いいのかもしれん。

<レース後>

レース後の無料マッサージで左足を重点的にみてもらった。テーピング褒められたのは嬉しかった。筋肉の張り方に左右差はないって言われたので、トイレで止まるまではいいフォームで走れていたんだと思う。あとストレッチはボールでほぐすのと、しっかり筋肉を伸ばすのと2種類バランスよくするようにアドバイスされた。なるほど。

膝は相変わらずちょっと曲げるだけで痛いが、歩いて帰ることができるレベルだった。しっかり銭湯で解してストレッチもしたので、翌日の疲労もだいぶマシ。40キロ走るのに身体が慣れてきたのもあると思う。ウルトラと大文字耐久を踏まえたらかれこれ5回以上はこなしているわけで、人間の適応力って怖いものだなと思う。

<今後>

①〜⑤は継続していこう思う。加えてランニングフォームの修正と、筋トレによる筋力強化(中臀筋、ハム、臀筋)かな。あと結局30キロ以降は健脚であっても弱いので、ロング走も必要。まあ2月いっぱいはちょっと身体を休めようと思う。週1でウェイトかボルダリングしようかな。次回大会は京都マラソンの結果を踏まえて決めようと思っていた。思ったより走れそうなので、次は5月の京北トレイルに出ようかな。とはいえ初トレイルで30キロの起伏あるコースなので、しっかり準備をしないといけない。タイムを出す練習というより、負荷に耐えうる身体を作っていくというイメージで。

<まとめ>

・1年間で特に強くも弱くもなっていない。サブ4する力は(おそらく)残っているが、サブ3.5には遠く及ばないって感じ。多少の長距離耐性はついたかもしれないが、まずは故障を治さないとお話にならない。

・トイレは10キロくらいで済ます(フルだとしんどくなってから1回止まるのは良くない)

・中盤、レースペースに入ってからの補給を怠らない(後半のハンガーにつながる)

・ロング走で後半バテない身体を作る

・膝の痛みが出ないフォームに修正する 

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